2010年11月23日火曜日

S.S.の家庭 (トラウマ)

中学校時代の友人とは卒業と同時に疎遠になってしまいましたが、1人だけ、定期的に連絡を取っている友人がいました。 片思いだったS.S.です。 中学校の中ではかなりきれいな方だと私は思っていたのですが、「美人投票」の類に名を連ねたことはありませんでした。 納得がいかなければ自分の意見を押し通す気の強さや、女子中学生っぽい女々しさがなく、他の女の子とは興味の対象がかなり違っていましたので、男子からは「変わった女だ」と思われていた事も原因の一つかも知れません。
中学校を卒業後、学校が別になったので会う機会が減ったとは言え、1~2ヶ月も会わなければどちらからともなく連絡を取っては会っていました。 彼女の父親はとても仕事ができる人みたいでしたが、女にだらしなかったので、彼女には母親が3人いました。 1人目は当然生みの親ですが、彼女を産んで直ぐに姿をくらましたそうです。 その後2人目の母が来て、弟を産みました。 この人は自分の子供と先妻の子供を露骨に差別する人だったそうです。 ですが、弟がかわいくて仕方がなかったので、そんなことは気にもならなかったそうです。 中学校2年の夏休み、S.S.は手術の為に暫く入院していました。 たまたま私もクラブ活動の無理が祟って右肩に「亜脱臼」を起こして同じ病院に通院していました。 S.S.に気があった私は「ついで」と言いながら毎日のように見舞いに行ってたので、何度かこの2人目の母親に会っています。 とても社交的で話していても楽しい人でしたので、S.S.の口からこんな話を聞いて考え込まされました。 中学3年の時に3人目の母親が来たのですが、お祖母さんとは反りが合わず、実家の近くにアパートを借りて父親と住んでいました。 父親が出て行ったので、3人目の母親ができてからの彼女は、実家にお祖母さんと2人で暮らしていました。

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