2010年11月14日日曜日

今までとは全く違ったものになると思いますよ (世代間伝播)

確かに今まで身体に「のし掛かっていた」重苦しい気持ちが軽くなり、とても楽になりました。 ですが、こんな話をされても、私には全く確かめようのない話です。 確かめようのない夢か幻のようなU.S.さんの話より、突然からだが軽くなった事と、「眼底検査用の瞳孔を開く目薬」とまでは言いませんが異常と言えるほどに目の前が明るくなった事の方が気になってしかたありませんでしたので、何が起きたのか尋ねてみました。
「それは今まで憑いていたものが取れたからですよ。 あなたは今日まで、それだけ重いものを背負って生きてきたんです。 でももう大丈夫ですよ。 原因がなくなったのですから、あなたの人生はこれから少しずつ良くなってゆきますよ。」
言われた事は今一つ信じがたいことですが、身体が軽くなった事と目の前が明るくなったことは事実なので、妙に説得力がありました。 話している最中に身体の力が抜け始め、頭がポヤーッとして来て、風呂上がりにマッサージでも受けたような気分になり、この後の会話の記憶はかなり曖昧です。 帰り際にはっきり覚えているのは別れ際に、
「明日のセミナーは今までとは全く違ったものになると思いますよ。」
そういって私を励ましてくれました事ぐらいです。
その翌朝、セミナー会場に着いた頃には、私の意識は「受講モード」に入っていて、前日のオカルトめいた出来事などすっかり忘れていました。 U.S.さんが別れ際にくれた励ましの言葉とは裏腹に、前回のセミナーでの苦しさが霞んでしまう程、今回のセミナーは苦しいものでした。 妹への憎みは母と同等かそれ以上のものがありました。 確かに母以上に妹とは仲が悪かったです。 ですから母同様に苦労すると覚悟はしていましたが、まさかここまで恨んでいるとは思っていませんでした。 「ごめん」の一言への拒絶は母に対するものよりも遙かに強く、ゴミ出しの最初の段階から面喰らいました。 何で私は肉親ばかりをここまで激しく恨むのでしょう、自分の心の醜さに絶望的な気分になり、途方に暮れるスタートでした。

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