2010年10月25日月曜日

残酷だ (世代間伝播)

そう気が付いてから、これまで私が経験した事を振り返るとはっきりと見えてくるものがありました。 私は当時36歳でしたが、結婚どころか彼女すら出来た事がないほど女性には無縁でした。 そして数少ない女性の友人の大部分は、何らかの形で私と同様「世代間伝播」の問題を抱えていたのです。 ただ、気丈夫な女性ばかりでそんな事を表には出しませんでしたが、よく見ればそのトラウマが様々な形で性格に反映されています。 それを表に出すまいと無理を重ねるから負のエネルギーを内に向けることになり、体調を崩したり1人になると激しく落ち込んだりしています。
セミナーを初めて受講してからこの1ヶ月間、「何故自分だけこんな思いをしなくてはならないのだろう」という思いに捕らわれていましたが、私の周りはこの問題で溢れ返っていて、誰もこの問題に気付いないだけだったのです。 たまたま私が「真我開発講座」に参加した事で問題がはっきりと見え、自分の「魂」がずっと苦しみ続けていた事にも気が付いただけだったのです。 恐らく彼女達も自分の魂が激しく悶え苦しんでいるとは思ってもいないはずですが、そのカルマが現実の人間関係など投影された「カルマの影」との葛藤に苦しんでいるのです。 つまり気付くのが早いか遅いか、又はずっと気付かないかの違いだけだったのです。 Y.S.先生が似たようなカルマを持った人達は互いに引き合って近づくと仰った言葉の意味がやっと分かりました。 
自分と母の間だけでもどうにもならないほど辛いのに、親しくしている女性の大部分が私と似たような問題を抱えていると考えると、絶望的な気がしてきました。 何て残酷な人生なのだろうと自分の運命を呪いました。 そしてもう、喧嘩したとか過去に何があったかとかどうでも良くなってきました。 こんな苦しみを抱えていながらも皆必死に頑張っている、そう考えると悲しいやらいとおしいやらで頭の中がぐちゃぐちゃになってきました。 でももし、自分がこの場所から抜け出せたなら、彼女たちも抜け出せる可能性があるかも知れない。  そんな事をあれやこれやと考え始めたとき、セミナー会場のホテルに到着しました。

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