2010年10月1日金曜日

母の笑顔を覚えていない (世代間伝播)

私が前回参加した「真我開発講座」は「未来内観コース」で、自分が死ぬ瞬間から現在の自分を見つめる「時間軸」から真我開発をするコースでした。 今回参加する「宇宙無限力体感コース」は「神の視点」から自分を見つめる「次元軸」から真我開発をするコースです。 前回、Y.S.先生の指示に従いカリキュラム通りにやったはずですが、私は「ゴミ出し」以外殆ど何も覚えていません。 何をするのか不安と好奇心で始まった前回と違い、今回は「母との関係を改善する」のだというはっきりした目的を持って参加しました。 今回のコースでも「ゴミ出し」があり、上手く進めない人は「ゴミ出し」をしているうちに気持ちに変化が現れるので、またカリキュラムを進めてゆきます。 前回セミナーの最後にやっと「ごめんなさい」言うには言えましたが、「ありがとう」とは一言も言えなかったのでその続きをするために「ゴミ出し」を始めました。 父に対しては簡単に「ごめんなさい」、そして「ありがとう」と言えるその一言をただ紙に書くだけなのに、どうしてこんなに苦しいのでしょう? 他の母親が自分の子供に接するのと同じように、私の母も私に接してくれたはずです。 他の家庭と同じように、自分の子供に対して精一杯の愛情を注いでいたはずです。 私も母が大好きでした。 それは間違いありません。 そして、私と遊んでくれた母の顔は当然笑顔だったはずです。 母が遊んでくれた事ははっきりと覚えています。 父は朝早く仕事に出て、帰ってきた頃には私や妹はもう寝ています。 起きているときに帰って来たって、食事をとりに帰ってくるか、取付け物を加工しに帰って来るだけで、用が済めばまた現場へ向かいます。 そんな父が遊んでくれる訳はありませんから、家に居る時間は母と過ごしている時間です。 それなのに、私は母の「笑顔」を全く覚えていないのです。 母が笑顔だった場面をいくら思い出してみても、顔の部分だけは墨を塗ったように真っ黒に塗りつぶされている映像しか浮かんでこないのです。 前回のセミナーで気が付いた事でしたが、母の笑顔を思い浮かべて「ありがとう」と書こうとすると、真っ黒に塗りつぶされた顔しか浮かんでこないので、赤の他人のようにしか感じないのです。

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