2010年10月18日月曜日

「差し出がましいようですが・・・」 (世代間伝播)

「横から口を挟んで済みませんけれど・・・」
と私は思わず2人の会話に割り込んでしまいました。 
「私は1ヶ月前、知人にY.G.塾を紹介され、Y.S.先生の面接を受けてセミナーに申し込んだんですけれど、それは友人の顔を立てる為で、直前にキャンセルを入れるつもりでした。 別に『真我』に関心がなかったからです。 でもその日の無料セミナーに参加して、M.I.さんの体験談を聞いてとても驚いたんです。 私にはまるで後光が差しているのかと思うほどM.I.さんが輝いて見え、思わず見とれていたんです。 あの日、Y.S.先生の面接を受け、無料セミナーでも先生の話を聞いていたけれど、正直言って何を話されたのか殆ど覚えていません。 はっきり覚えているのは『もし真我に目覚めたら、人はこんなに輝けるんだ。』とM.I.さんの姿にあっけにとられていた事だけです。 Y.S.先生の話を聞いて受講を決意した訳ではなく、私は輝いているM.I.さんの姿を見て『ああなってみたい』と受講を決意したんです。」
と、初めてM.I.さんを見た日の正直な感想を当人を前にして話していました。
「でも、さっき事務所に入ってきたとき『あれ!?』って思ったんです。 確かにあのときのM.I.さんと同一人物なはずなのに、全く別人にしか見えなかったんです。 ごく普通の人になっちゃって、あのときの眩しさがなくなっていたんです。」
今思い返せばちょっと厚かましいような気がします。 でも、その時のM.I.さんの率直な印象でした。 私が話しに割り込む少し前から、Y.S.先生も事務所にやって来て、3人の会話をちょっと離れた場所からじっと聞いていました。 
私の言葉に彼女はもう一度うつむいてしまい、顔を上げてから「そうよね、やっぱり『おかしい』って感じているんだから何かおかしいのよね。 真我が開いたからっておかしくならない訳じゃないわよね。」 彼女は何か思い詰めたような口調でした。 

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