2011年1月14日金曜日

トルコ風呂 (トラウマ)



いざお店に向かったのはいいのですが、入り口で「いらっしゃいませ」の声を聞いただけでもう、ビビッて緊張してしまいました。 待合室で順番を待つ時間が異常に長く感じ、週刊誌を広げても字面だけを追っているので、内容は全く理解できません。 それどころか同じ行を何度もリピートしていたり、2~3行飛ばしていたりしても全然気付かないのです。 当然、何が書いてあるか分からないので、他の雑誌を広げるのですが、緊張している事に変わりありませんからやる事は同じです。 何冊も雑誌を取り替えましたる。 まだ「お日様」が出ている時間なのに、先客がいます。 せわしなく雑誌を出し入れしている私がうっとうしいのでしょうか、ちらちらこちらを見ています。 一度だけ目が合ってしまい、直ぐ様、互いに視線を逸らしました。 全く、落ち着かない空間です。
たかだか10分程度の時間でしたが、とても長く感じられました。 週刊誌を何冊も読破したので余計にそう感じたのでしょう。 やっと順番が来て、女性の案内で部屋に入るなり三つ指ついて挨拶されると、これまでの緊張がさらに高まり、せっかく待ち望んだセックスできる時が訪れたのに、逃げ出したくなる始末です。 いくらインポテンツがある程度治ってきたからとは言え、女性コンプレックスまでは治ってはいないの、薄着の女性と2人っきりなのです。 「うまくいきますように」と神にも祈る気持ちでした。 
服を脱ぐにも動作がぎこちないのですから、あっさり「初めて」だとばれてしまい、お店の女性は丁寧に説明しながらサービスしてくれました。 特に指使いが上手く、向かい合って椅子に座り、亀頭を親指と人差し指でしごきながら、小指で陰嚢をこちょこちょと刺激してくれた時にはあまりの快感に全身が痺れました。 「もし立たなかったらどうしよう」という当初の心配は全くの取り越し苦労でした。 そのままマットプレイに移りましたが、胸や股間を使って全身をマッサージしながらも、おちんちんへの刺激を決して怠りませんから、ずっと勃起が続いていました。 して松葉崩しでいよいよ待望の挿入と相成った訳ですが、中が「暖かい」という事以外は何も感じません。 期待が大きかっただけに力一杯拍子抜けしてしまいました。 全く刺激がない、こんな状態が続いたら、確実に萎えてしまいます。 手際よく体位を入れ替えて、うつぶせている私の下に潜り込みながら、女性は腰を動かし始めましたが、期待していた「快感」とはほど遠いものでした。 その上、女性から慣れないことばかりされるので、マットの上で緊張してしまいました。
「緊張しなくていいのよ、楽にしていれば。」
何度もそう言われ、脚を軽く叩かれるのですが、緊張を解く事は出来ず、そのうちに心配した通りに萎えてきました。
「あ~っ、頼むから持ち堪えてくれ!」
そう祈りましたが、1度萎え始めて、萎えた事を焦ってしまえば、立ち直るのは容易な事ではありません。 お店の女性はマットプレイを一端止め、湯船に浸かりながら私の両脚を両肩に乗せ、手や口を使って股間を刺激してくれました。 この女性の指使いは萎えてしまった私のペニスを立ち直らせるのに充分な快感を与えてくれたので、「さすがにプロは違うな。」と変な感心させられました。 浴槽から上がって身体を拭く時も、おちんちんを念入りに拭いてくれますが、その気持ちいい事といったらありません。 拭き方1つにも「テクニック」を感じさせられました。 そのままベッドに上がり横になりましたが、さっきの刺激の余韻がまだ続いているので萎えたりしませんでしたし、女性が導いてくれたので、「何をどうしたらよいのか」と余計な心配をしないで済みました。 インポテンツでJA研究所に通っていた人が、定期的に風俗通いしていたのも納得です。

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