直ぐに萎えてしまうとはいえ、やっと勃起できるまでには辿り着いたのですが、ここから先はなかなか進歩せずに、この状態がかなり長く続きました。 ある日ふと思いついて、勃起した時にすかさずペニスの付根を紐できつく縛り、萎えないようにしてからマスターベーションしてみました。 この方法は紐を解くタイミングが遅れると射精できませんが、まだ勃起が続いているのなら縛り直して第2ラウンドに突入できます。 もしそのまま萎えてしまってウンともスンとも言わなくなると「欲求不満のピーク」だけが残ってしまい、その後は寝ても眠られず、本を読もうにも集中できない「蛇の生殺し」のような中途半端な状態がいつまでも続くという欠点がありました。 ですが諦めずに紐の種類や縛り方を工夫し、必要な時は直ぐにほどけるようになるに従って、射精出来る回数も増えてきました。 何度か輪ゴムでやってみましたが、これは外すのが大変でしたし痛いので直ぐに「不採用」となりました。 何でも、この方法は本来「早漏」の治療法らしく、ペニスへの血流を阻害する事からインポテンツの改善には不適切なようです。
こんな試行錯誤を毎日続けているうちに、紐で縛らなくても3~4分は勃起を維持出来るようにまで回復しました。 お風呂で石鹸を使うと勃起しやすく、持続しやすいと、いい事ずくめだったかったのでお風呂でマスターベーションするようになり、風呂が長すぎると父や母から頻繁に文句を言われるようになってしまいました。
「仕事で疲れているから風呂ぐらいゆっくり入らせてくれ。」
とは言っても、あまり湯船に浸かっていない事は水の音で分かりますから不自然な言い訳です。 ですが「『インポ』直すのにお風呂でセンズリすると具合がいいから、ゆっくり入らせてくれ。」とはさすがに言えませんから仕方ないと割り切っていました。 文句言われても、ちゃんと立つ方がずっと明るい人生が送れるはずです。
そして、初めてトレーニングを受けてから2年以上経過すると、 好転反応と思われる体調の悪さがある程度改善されてきたのと比例して、持続時間も長くなり、たまには紐を使わなくても射精できるようになりました。 インポテンツになってからずっと劣等感に苛まれていた私にとって、こんな当たり前の事が嬉しくて仕方ありませんでしたし、トレーニングの成果を「身体」で実感できました。 「信じて続けてきて良かった。」と素直に思え、今までにも増してトレーニングを実生活に取り込むようになりました。
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