2011年4月26日火曜日

ワゴンバス (タイの日常生活)

いつも利用しているワゴンバス

チケット売場待合室の写真です。



料金は路線バスと大差ありませんが、

便数多く到着時間早いので、

タイ人が好んで利用する交通機関の1つです。




チケットを買い求める人達

始発終着主要都市で、

乗客は運転手に掛けて

ワゴンバスを降ります


たまに満席なっていないのに出発するので、

珍しいな

と思っていると、

中途半端な所で人を拾います


乗客がバス会社連絡を取り

落ち合う場所時間を決めて置くようです。



チケットを購入したら、
じっと待合室で出発を待たなくてはいけません。


たとえチケットには出発時間が1805と書いてあっても

18:05にバスが出発するとは限りません


出発時間ではなく、「便名」と考えた方が

分かりやすいかも知れません。


ワゴンバスは1日に何往復もします。


帰ってきた順に次の客を乗せて、又、出発します。


予定より30分以上早く出る時もあれば、

その逆もあります


ですから、

おとなしく待合室で待っていないと

乗り損ねしまいます。



割引券 No.26755
(発行から1ヶ月有効)
140バーツ 18:05発
日   月    年
サービスのご利用ありがとうございます
(藁半紙製)




基本的発想は渡し舟で、

客が満席になった時点出発します。


ただ、余りに客の少ない時間帯には

幾つか空席のまま出発する事もある様です。



チケットは藁半紙に印刷したちゃちなもので、

ワゴンバスに乗る時に確認するだけです。



赤いナンバープレートは「仮登録」


連休前日の夕方には、

乗客を捌き切れな事があります。


そんな時は大型バスチャーターして来ます。


バス会社だって掻き入れ時なはずです。


どんな話が付いているのか分かりませんが、

10年以上やっている商売なら、

「契約」などではなく

「商慣習」として動いていると思います。

「野郎」は窮屈な最後尾列に押し込まれます


同業者同士が「商売敵」としてではない、

「協力関係」を築くのが上手な国民ですから、

そこいら辺は上手くやっている筈です。



車によってはとんでもない派手な内装ですが、
この車は予算がなかったのか落ち着いています


このチケット売場の女の子は、

おばちゃんでしょうか?

無愛想な所がそっくりです。


地顔はまあまあ可愛いのに、

化粧全てを台無しにしています。


「一言、助言してくれる友人がいないのかな?」


と、この子の見る度に思うのですが、

「大きな御世話」

なのでしょうか?


いつも無愛想なチケット売場の親子?


私にもう少し勇気があれば、

近付いて撮った写真をブログにアップして、

私の主張が決して大袈裟でも、

一方的主観によるものでもない事を

読者の方々に理解してもらえる筈です。


近くで見ると、一言注意したくなるような化粧をしています

でも、電話を掛ける振りをして

こっそり撮った写真では、

それを証明できません


又、別の機会があったら、

もっと近く撮影してみたいと思います。

2011年4月25日月曜日

納得の「改善提案」 (タイの日常生活)

先日書いた

改善提案」という

記事の続きです。

人事副課長が、

部下一緒に製作した書類立てを

「芸術的よね

自画自賛していました、

その訳がよく分かりました


設計課が製作した「書類立て」
やはりコピー用紙の入っていた段ボール箱から作っています


設計課「書類立て」

製作していたのです。

野郎が作ったのでしょう、

機能性重視

「遊び心」

感じられません。


無機的

「書類立て」

並んでいるだけです。



「人事課」の製作した「書類立て」
女性中心の部署だけに乱雑です


それに対して

人事課の「書類立て」は

女性らしい装飾

施してあります。


その上、

金色の紙が

ピン貼れず

シワ寄っている辺り、

手作り感溢れる仕上り」に

花を添えるものと

なっています。


無造作に突っ込んだ

「残業記録帳」との対称性

生活の中に溶け込んだ芸術

すら感じさせます。


書類を機能的

整理して立てることで

機械的風景

作り出している設計課と、

人間温もり

演出している人事課「違い」を、

芸術的よね」

誇らしげに語ったのかも知れません。



前回紹介した時にはなかった "OverTime" の表示をしました


職場の中の

取るに足りない出来事かも知れませんけれど、

日本からの派遣役員には、

こんな道ばたひっそり咲く花

目を向けるような、

心の余裕

持って欲しいなと感じました。



関連記事 改善提案

2011年4月24日日曜日

ドリアン果樹園 (タイの日常生活)

タイ正月(今年は4月13~15日)を迎え、ようやく夏らしくなったとはいえ、例年よりも気温は未だ低いように感じます。


未だ若いのに実を沢山付けている樹


3~4月に雨が多いと、ドリアンの果肉は水っぽくなり、傷むのも早くなります。

この樹はなぜか片方にしか実が成っていません


今年の3月は雨が多かったのですが、4月に入ると雨は殆ど降らなくなりましたが、気温は例年程高くありません。

反対側から撮影


こんなに寒いと、ドリアンのできが悪くなるのではないかと、私は心配で仕方ありません

根元から2本に別れ、低い位置からたくさんの枝を付けている樹

そんな私の為に、知人がドリアンの果樹園に連れて行ってくれました。

低く突き出した枝に、並んで実が成っています


丁度私の誕生日(4月9日)だったので、何よりのプレゼントです。

枝振りが他の樹よりもバランスが取れていました


ドリアンは順調に成長しているようですが、この果樹園のものは、出荷は早くてもソンクラン明けです。

この樹の実は他の樹より成長が遅いみたいです


味の方は、残念ながら、食べてみるまでは何とも言えないそうです。

高い位置でも横に伸びる枝があります


ドリアンの枝の中には横に長く伸びるものがあります。

手前の細くて白い樹はパラゴムノキ


実が沢山なると枝が折れてしまうそうです。

見上げると、数珠繋に実が成っています


幹からビニールの紐で枝を吊って折れないように支えていました。

こんな高い所から実が落ちてきて、頭に当たれば確実に即死です


比較的大きな樹だったので、かなり高い所にも実が成っていました。

どうせ死ぬなら、ドリアンの実に頭をぶつけて死にたいものです


お昼には太陽が真上に昇るので、高い所を撮すと全て逆光になってしまいます。

死体はドリアンの樹の根元に埋めてくれたら本望です


ドリアンの樹は寿命が20~25年だそうです。

実がいくつ成っているか数えていますが、賭けてもいいです
絶対に数え間違えています

他の果樹に比べ、肥料を与える量が多いそうです。

逆光と手振れのせいで、ろくな写真がありません


れにしても随分高い所まで実が成っています。

サボテンみたいなドラゴンフルーツ


ドリアンの樹を見上げていると、となりに随分背が高いドラゴンフルーツがありました。
別に珍しい訳ではなく、普通は手入れがし易いように低く育てているだけなのだそうです。

ちょっと目には綺麗な花が咲きそうな気がします



この植物は花が咲くとウンコの臭いがするそうです。

1度見たら(嗅いだら)忘れない、印象深い花が咲くそうです

花が咲く前に摘まないと臭くて堪らないと言ってました。

パラゴムノキは寿命が20~30年だそうです


白くてひょろ長い樹はパラゴムノキ です。
ドリアンは年1回しか収穫できないけれど、ゴムは1年中収穫できるから、実入りがいいそうです。


数年後にはこのドリアン果樹園も、
ゴム園になってしまうのでしょうか


このパラゴムノキが大きくなってゴムの樹液 が採取できるようになった頃には、この果樹園のドリアンの樹もそろそろ寿命となります。

天寿を全うするまで、1つでも多くの実を付けて下さいね


新しいドリアンの樹を植えず、ゴム園 になる予定です。

樹の根元をよく見ると、スプリンクラーが付いています


タイからドリアンが少しずつなくなってゆくのは、断腸の思いです。

皮は脂が強く、爪で向くとあとで爪が黒くなって、
なかなか落ちません


裏庭に「ローンコーン」という果物が成っていました。

龍眼ほどくせがなく、濃厚な味だけれど、後を引きません


半透明の甘い果肉です。あと数日で食べられそうです。

収穫用の長い竹梯子


ドリアン園の収穫の様子は見物だと聞いています。
再就職先 が見つからなければ、5月はドリアン園に来て、二度と見たくなくなるまで食べ尽くそうと思っています。



関連記事 

2011年4月23日土曜日

フーフー (タイの日常生活)

観音菩薩像


私がよく遊びに行く小さなお寺には、観音菩薩像が池の中に建っています。


青い蓮の花


池には蓮を植えてあるので毎朝美しい花を咲かせます。
汚い泥の中から美しい花を咲かせるので、タイの上座仏教では好んで使われる花です。


赤紫の蓮の花


蓮の花は数種類あるようですが、私には見分けが付きません。
ですがとても綺麗なので、私が最も好きな花の一つです。

錦鯉のようにゆったり泳いでいます



数ヶ月前、この池に魚を放しました。


水面を叩くと餌を貰えると思って集まってきます


初めてみた時の大きさは縁日の「金魚すくい」の金魚位でした。


全然人を怖がりません


太陽の光の加減なのか、金色に見えたので、
「あ、本当の金魚だ!」
と思いました。

お腹が膨れたのか、「ゲップ」しています



しかも買ってきて1週間しか経ってないのに、もう餌付けされていて、水面を叩くと集まって来ます。

髭さえなければ結構見られるのですけれど・・・


よく見ると、形がズングリとしていてる変わった金魚です。


愛嬌のある顔


もっとよく見ると髭まで生えています。



池の底から一直線に浮上


「金鯰なの?」





おあずけ


「そうよ。 フーフーって名前なのよ」


餌にありつくまで水底に帰ろうとしません


餌をあげながら女の子が答えました。


映っているだけで11匹です


金鯰は全部で10匹はいます。


先を争って集まってきます


大きさがほとんど同じ鯰の個体識別はちょっと不可能ですから、10匹全部をまとめてフーフーと呼んでいるみたいです。

動きは意外に素早い


人を怖がらないので、手に餌を持って水の中にゆっくりと沈めると、手の上に乗ってきて餌を食べます。


イルカみたいに上体を水面に出せたらショーができるのに・・・


池の中に指を入れると、指をしゃぶります。

池に手をかざしただけでも空腹なら集まってきます


未だ小さかった頃、雨が降って池の水が溢れそうになった時に、縁に餌を置いたら、イルカショーのように縁に身を乗り出して餌を食べていました。 でも、大きくなると無茶をしなくなります。

未だ満腹ではないようで、人影がある間は餌を待っています


食欲旺盛で、アッという間に、こんなに大きく成長しました。


まだまだ大きくなりそうです


もう、金魚と見間違えられることはないでしょう。

「蓮華」と「鯰」  今一つです