2011年4月21日木曜日

果物 1 (タイの日常生活)

3月10日に撮影した写真ですが、ちょっとバタバタしているうちに写真を撮った事をすっかり忘れてしまい、アップが遅れてしまいました。

タイは例年、3月に入ると、うだる様な暑さの夏が訪れます。
そして市場に行けば、マンゴーがずらりと並んでいます。
日本人がマンゴーと聞くと「果物」だと思いがちですが、タイでは「野菜」として食べる機会の方がずっと多いようです。
「野菜マンゴー」は1年中市場で買う事が出来、用途によって品種が異なるようです。
代表的なタイ料理の「ソムタム」は普通、未熟パパイアを用いますが、未熟マンゴーを使ったものも有ります。


元々色がよくないのに、電球の光のせいか、とてもまずそうな写真ですが、味はよかったです。

私が好きなのは「野菜マンゴー」ではなくて、「果物マンゴー」で、市場に出廻っているものは3〜4種類です。
写真に写っている黄色品種はこってりとした甘みの強い「ナームドークマーイ」と呼ばれる品種で値段も最も高い品種です。
熟したら直ぐに食べないとあっという間に傷んでしまいます。
何枚も写真を撮ったのですが、どれも見るからに不味そうで、使い物になりませんでした。
アップしたものは1番ましなものですが、それでもおいしそうには見えませんから、折角、美味しい食べ物の記事を書こうと思ったのに雰囲気が台無しで、今一つ気分が乗りません。

1㎏ 25バーツ(約68円)


タイ人はパッと見ただけでものの良し悪しや、何日後に熟すかが分かるみたいですが、私にはちょっと無理です。
売り子に頼んで選んでもらい、良心的な選び方をしてくれる所で買うようにしています。
普通、買う人が自分で選びますが、売り子に選んでもらっても、トボけて悪いものを混ぜるような売り子は余りにいません。
ですから閉店間際に買いに行くと。ろくなものが残っていません。
そんな時に買おうかどうか迷っていると、半値近く迄負けてくれます。
足の早いものなら尚更です。



1玉 20バーツ (約55円)

スイカは日本のような大玉を私は殆ど見た事がありません。
探せばあるそうなのですが、小玉なら2〜30バーツで買えますから、無理して大玉を買う必要もないでしょう。
スイカを買うとき、売り子は大抵、
「切りますか?」
と尋ねて来ます。

叩きながら、良さそうなものを選ぶのは日本と同じです


中身を見る時に、掌で叩いて調べるのは日本と同じですが、やっぱり2つに割って中を見る方が確実です。 ものが悪いと次を切り、納得して買うと、切って悪かった奴がオマケについて来ます。
1度切って、ものが悪ければ、もう買い手はいませんし、自分で処理する手間をかけるよりも、御客にあげた方がずっと良い訳です。







切って中身を確認します

翌週、このお店に新しい売り子が来ていました。
目がパッチリした可愛い子です。
スイカを選ぶのに戸惑っていたら、
「邪魔だからどいてなさい」
と、このおばちゃんが追っ払らおうとするので思わず、
「こんな可愛い子をどかす事ないじゃないか。 俺はおばちゃんから買うより、この子から買いたいんだよ。」
と思わず口走って、周りの売り子に笑われてしまいました。

「ほら、これなら文句ないでしょう」

「そんな事言ってると、もう負けてあげないからね。」
と、ふくれ面でそう言われました。
その女の子はおばさんの娘だそうですが、幸運にも余り似ていませんので全然気が付きませんでした。
大学が夏休みなので、お母さんの手伝いをしに来ていたそうです。
疲れていたので、ボーッとしていて、写真を撮るのを忘れてしまいました。
残念な事にその後、娘は全然手伝いに来ません。
アップする写真に彩りを添えるチャンスだったのに、残念な事をしました。


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