2010年12月2日木曜日

インポテンツ (トラウマ)

「中折れ」するようになった頃、自分が女性と話をする事が苦手になっていることにもようやく気付きました。 特にコンパなどに参加すると、周りが盛り上がれば盛り上がるほど、1人でポツンとする事が多くなりました。 性的コンプレックスが自分への自信を奪っていったかのようで、仲の良い数名の女友達以外は何を話しても直ぐに会話が止まってしまい、間が重く感じるようになくなってきたのです。
「中折れ」も女性との会話を苦手にした一因ではあると思いますが、まだ症状がなかった高校時代に女性と話をする機会があっても、S.S.以外の女性とは白けてしまう事が殆どでした。 恐らく、かなり前から女性が苦手だった事に気付いたのは、性的コンプレックスを自覚したからだと思います。 そして女性との会話が苦手だと意識した事は「中折れ」をさらに悪化させた一因になったのだろうと思います。 「中折れ」が悪化して射精できなくなってしまってからそれほど間を置かず、ついにはいくらエロ本を見ようと、強い刺激を与えようと、勃起をしなくなってしまったのです。 唯一の救いは朝起き抜けには勃起をする事があり、その時にすかさずマスターベーションをすることでなんとか射精まで漕ぎ着ける事ができました。 「朝立ちすると言う事は、機能的障害がある訳じゃなくて、精神的な問題が原因で起きる事だし、一時的なケースが多いのだから、心因さえ解決できれば元に戻るはず。」と自分に言い聞かせ、「朝立ち」を心待ちにしていました。 ですが「片金」になったことと「失恋」したこと以外に原因として思い当たる事はありませんので「解決」のしようがありません。 まごまごしているうちに「朝立ち」の回数まで減ってきました。 少ないチャンスを確実にものにしようと前の夜から構えているものですから、とうとう「朝立ち」すらしなくなってしまったのです。 毎朝しょぼくれた自分の息子を握り締めながらため息をつく事が多くなりました。
ですが良く気をつけると、起き抜けのまだ寝ぼけている間に勃起しているようなのです。 「あ、立ってる」と気が付くとすかさず、マスターベーションを始めるのですが、朝が弱いので直ぐに臨戦態勢を取れません。 大抵はしごき始めた直後に萎えてしまい、めったに射精できませんでした。 「また駄目だ」とがっかりした事ではっきりと目が覚めたました。 でもその時は既に、いくらいじろうが何をしようが、うんともすんとも言わなくなっているのです。 着替えたり風呂に入っているときに、情けない自分息子が市やに入ると、心の中も「情けなさ」で一杯になりました。 女性とは縁がない上に「インポテンツ」と「片金」というコンプレックスを抱え、私の性格はかなり「いじけた」ものになってしまったようです。
心が「いじけて」しまうと、ついには起き抜けのまだ寝ぼけている時でさえ「朝立ち」を確認できなくなるという「とどめ」を刺されてしまいました。 

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