2010年9月10日金曜日

「感情」の余韻が (世代間伝播)

1999年12月頃だったと記憶しています。 ある日突然、違和感を覚えました。 最初のうちはその「違和感」が何に対してのものなのか全く解りませんでしたが、そのうちに自分の「感情」が消えかかっていることに気付きました。 私達が怒ったり、悲しんだり、喜んだりした際、その「余韻」というものが暫くの間続くと思います。 その「余韻」は徐々に薄らいでいきますが、心に深く刻まれたり、影響を与えたりしたものほど長く続くはずです。 丁度、ピンと張ったゴムや弦を弾いたときのように、弾いた直後の振動が最大で、その振幅が時間と共に小さくなってゆくようなものです。 大きく弾けば振幅が大きく、長く振動しています。 逆に小さく弾けば振幅も小さく、振動している時間も短くなります。 私に起きた変化とは、この弾いた弦を急に指でつまんだかのように、感情の「余韻」が急に消えてしまうことでした。
私はこれまで、こんな事を口にしている人に会ったことはありませんし、本でも読んだことはありません。 気にはなるのですが、日常生活に支障はなく、また具体的にどうしてよいかも分からず、そのまま半年近くが経過してしまいました。


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