会場には開始時間よりかなり早く到着したのですが、かなりの数の受講生が既に到着していました。 スタッフの方の案内で席についてちょっと驚きました。 なんと、M.I.さんの隣です。 ですがこの時、私の頭の中は今気付いたばかりの事で一杯でした。 席に座り、準備をしようとした瞬間、「うわっ」と何かが胸に込み上げて来て、セミナー受講中のように大声で泣き出してしまいました。 ですが今回は再受講生が多かったので驚く人はあまりいなかったようです。 泣き止み、気持ちが落ち着いたので一旦外の風に当たろうと出口に行くと、M.I.さんと目が合いました。
「すごく感覚的よね~。 未だ始まってないのに、席に着くなり泣き出しちゃうなんて、もうすっかり自分の世界に入り込んでるんですね。 この調子なら、今回はきっと大きな成果がありますよ。 お互い頑張りましょうね。」
そう話す彼女には、初めて会ったときのような輝きこそありませんでしたが、前回Y.G.塾で会ったときのような「迷い」がなく、強い決意で臨んでいる事は言葉からも表情からもにじみ出ていました。 それとは対照的に私は、今朝気付いた事実に打ちのめされ途方に暮れており、それは、間もなく始まるセミナーを象徴するかのようでもありました。
そう話す彼女には、初めて会ったときのような輝きこそありませんでしたが、前回Y.G.塾で会ったときのような「迷い」がなく、強い決意で臨んでいる事は言葉からも表情からもにじみ出ていました。 それとは対照的に私は、今朝気付いた事実に打ちのめされ途方に暮れており、それは、間もなく始まるセミナーを象徴するかのようでもありました。
自分だけでなく周りも同じような問題を抱えた人達ばかりだという事実は、母に対して「ごめんなさい」と言うためだけに1回、「ありがとう」と言うためだけに1回のセミナー受講を必要とした私にとっては残酷な現実でした。 母親以外の人達との関係改善のためにも、母同様の苦労をしなければならない可能性があると思うと、「なんて業の多い人生なんだろう。 いつになったら全て精算できるのだろう?」と、セミナーへの意気込みは大きく挫かれていたのです。 セミナー会場に到着するなり泣き出したのは、「自分の世界にすっかり入り込んでセミナーの準備ができている。」というよりはむしろ、「いくらセミナーを受けても解決できないかも知れない。」と、絶望感に呑み込まれてしまったからだったように思います。
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