その顔が浮かぶと同時に、数日前に浮かんできたY.S.先生の言葉が又、浮かんできたのです。 「似たようなカルマを抱えた人達は互いに引き合って近づき、互いのカルマを刺激し合って顕在化するのでどちらも酷い目に遭って離れて行くことになってしまう。」 それは私と友人の関係でも言える事だったのです。 私達は互いにどこか似たものを持っていたからこそ親しくなり、互いのカルマを刺激し合って喧嘩別れしてしまったのです。 それは一見、私と母の関係とは全く別の問題に見えても、本質的には同じ問題であるはずです。 そして今、私が苦しんでいるのと同様に、彼女も苦しんでいて、根本的問題は何ら違いがないはずです。
ですが「何故この二つの問題の根本が同じなのか」と問われても、他人が納得できるような説明はできません。 世代間伝播と無縁の人がこの問題で苦しむ人に「何故実の親をそこまで憎むのですか」と尋ねても、過去にされた酷い仕打ちを一つ一つ説明する以外に方法はないと思いますし、それに対して「それはあなたを『躾ける』ためにやった事じゃないんですか」と再び尋ねれば、後は互いの水掛け論で終わってしまう事と似ていると思います。 ですからやはり、「気付いた人が取り組む」以外には解決の手段がない問題なのだろうと思います。 前回のセミナー受講中、一瞬で母の愛に気付いたように、友人と自分が同じ問題を抱えている事に気付いたのもやはり一瞬の出来事でした。
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