私が4年間暮らしていた寮です。
4月末で所属会社と派遣先企業との契約が切れたので、
此処を出てゆかなくてはならないのですが、
再就職先も中々見つからないので、
取り敢えず1ヶ月だけ、
引き続き住まわせてもらう事になりました。
一応、形だけは
セキュリティーがバッチリです。
ゲートを設置して、
警備員が24時間常駐しいています。
御多分に洩れず隙の多い警備員で、
警備員室で寝ていたり、
何処かへ行って居なかったりして、
満足に用を足さない事がよく有ります。
「居る」と思えば「居ない」けれど、
「居ない」と思えば「居る」、
まるで「忍」の様な警備員です。
サボって居眠りしている所を
写真に撮ろうと思っているのですが、
これまで一度も成功していません。
そういう点では
警備員の端くれで、
「用心深い」
「隙がない」
のかも知れません。
写真に写っているのは
愛想の良い方の警備員で、
もう1人はかなりぶっきらぼうです。
玄関はオートロックで、
カードキーを使用しています。
よく理解出来ないのは、
このカードキーを持たずに
外へ出る者が
沢山いる事です。
戻って来たら当然中に入れません。
誰かカードキーを持った者が帰って来るか、
外に出てゆく者が来るまで、
玄関に座り込んでじっと待っています。
偶に、そんな奴らが重なってしまい、
4〜5人の工員が玄関の前で
座り込んでいる事があります。
彼らは間違いなく、
部屋の鍵も持っていません。
一緒に住んでいる者が部屋に居れば、
ノックしただけ部屋に入れますし、
居なかったら誰か他の友人の部屋に
入れてもらえばそれで済みます。
ぼんやりしていれば、
そのうちルームメイトが帰って来ますから。
そんな人達にとって、
「鍵」は煩わしい存在なのかも知れません。
開閉用閂のレバーを起こして、
扉がロックされないようにしてある事がよく有ります。
部屋に盗まれる物がない人にとって、
「セキュリティー」よりも
「利便性」の方が大事なのでしょう。
4階にはもう1つ、
オートロックが設けてあります。
こちらもカードキーで扉を開くのですが、
テンキーでも開くようになっています。
何年も同じ番号を使用しているので、
汚れて黒くなったので、
番号を推測し易くなってしまい、
セキュリティーレベルが
大きく後退してしまったように見えます。
でも実は、
設置当初からレベルは余り下がっていません。
誰かに番号を尋ねれば、
皆、気楽に教えてくれるので、
「テンキー」のセキュリティーレベルは
最初からとても低いのです。
4、5階は事務員、
特に女性社員のセキュリティーの為に、
わざわざ階段の踊場に
オートロックの扉を設置したのに、
その扉を開けっ放しにするのは
その女性の方が多いようです。
4、5階に住んでいるのは女性の方が多く、
自炊の食材を買って来たり、
皆で集まってお喋りする時の御菓子を持ち寄ったり、
飲料水をペットボトルに詰めに行ったりと、
階段を昇降する機会が多く、
手に荷物を持ちながら扉の開閉をするのが
面倒なのかも知れません。
安全かと言えば、
決してそんなことはありません。
4年近く前、
DVDプレーヤーと現金を
盗まれた者がいます。
私も一度、
帰宅したら部屋のドアが開いていて、
ベッドのシーツには、
見たことのない靴跡が
付いていた事がありました。
そんな事がたまにあっても、
入寮者の「セキュリティー意識」は
ご覧の通りです。
関連記事 「消えた大トカゲ」
4年間暮らした派遣先会社の寮 |
4月末で所属会社と派遣先企業との契約が切れたので、
此処を出てゆかなくてはならないのですが、
再就職先も中々見つからないので、
取り敢えず1ヶ月だけ、
引き続き住まわせてもらう事になりました。
寮の門にある警備員室 |
一応、形だけは
セキュリティーがバッチリです。
ゲートを設置して、
警備員が24時間常駐しいています。
勤務時間の大分部、警備員はここにいます |
御多分に洩れず隙の多い警備員で、
警備員室で寝ていたり、
何処かへ行って居なかったりして、
満足に用を足さない事がよく有ります。
愛想の良い警備員 |
「居る」と思えば「居ない」けれど、
「居ない」と思えば「居る」、
まるで「忍」の様な警備員です。
サボって居眠りしている所を
写真に撮ろうと思っているのですが、
これまで一度も成功していません。
「撮ってくれ」と騒ぐので、仕方なく1枚 |
そういう点では
警備員の端くれで、
「用心深い」
「隙がない」
のかも知れません。
写真に写っているのは
愛想の良い方の警備員で、
もう1人はかなりぶっきらぼうです。
よく入寮者が座り込んでいる玄関 (オートロック) |
玄関はオートロックで、
カードキーを使用しています。
よく理解出来ないのは、
このカードキーを持たずに
外へ出る者が
沢山いる事です。
張り紙は 「許可無く部外者を入室させた者は、 寮から出てゆくこと」 |
戻って来たら当然中に入れません。
誰かカードキーを持った者が帰って来るか、
外に出てゆく者が来るまで、
玄関に座り込んでじっと待っています。
内側からは右上の四角いボタンを 押すと扉が開きます |
偶に、そんな奴らが重なってしまい、
4〜5人の工員が玄関の前で
座り込んでいる事があります。
彼らは間違いなく、
部屋の鍵も持っていません。
一応、カードキーがないと中に入れません |
一緒に住んでいる者が部屋に居れば、
ノックしただけ部屋に入れますし、
居なかったら誰か他の友人の部屋に
入れてもらえばそれで済みます。
扉の閂を上下するレバー |
ぼんやりしていれば、
そのうちルームメイトが帰って来ますから。
そんな人達にとって、
「鍵」は煩わしい存在なのかも知れません。
レバーを起こすと |
開閉用閂のレバーを起こして、
扉がロックされないようにしてある事がよく有ります。
部屋に盗まれる物がない人にとって、
「セキュリティー」よりも
「利便性」の方が大事なのでしょう。
レバーに当たるので、扉がロックされなくなり、 使いやすさが向上します |
4階にはもう1つ、
オートロックが設けてあります。
左にはテンキー兼 カードキー認識装置が見えます |
こちらもカードキーで扉を開くのですが、
テンキーでも開くようになっています。
何年も同じ番号を使用しているので、
汚れて黒くなったので、
番号を推測し易くなってしまい、
セキュリティーレベルが
大きく後退してしまったように見えます。
暗証番号に 「5, 6, 7, 8」 が 用いられている事は、誰の目にも明か |
でも実は、
設置当初からレベルは余り下がっていません。
誰かに番号を尋ねれば、
皆、気楽に教えてくれるので、
「テンキー」のセキュリティーレベルは
最初からとても低いのです。
4、5階は事務員、
特に女性社員のセキュリティーの為に、
わざわざ階段の踊場に
オートロックの扉を設置したのに、
その扉を開けっ放しにするのは
その女性の方が多いようです。
いつも開けっ放しの4階オートロック扉 |
4、5階に住んでいるのは女性の方が多く、
自炊の食材を買って来たり、
皆で集まってお喋りする時の御菓子を持ち寄ったり、
飲料水をペットボトルに詰めに行ったりと、
階段を昇降する機会が多く、
手に荷物を持ちながら扉の開閉をするのが
面倒なのかも知れません。
決してそんなことはありません。
4年近く前、
DVDプレーヤーと現金を
盗まれた者がいます。
私も一度、
帰宅したら部屋のドアが開いていて、
ベッドのシーツには、
見たことのない靴跡が
付いていた事がありました。
そんな事がたまにあっても、
入寮者の「セキュリティー意識」は
ご覧の通りです。
関連記事 「消えた大トカゲ」