2012年5月17日木曜日

ピクニック (タイの日常生活)


 ついに買ってしまいました。
 その名も「ピクニック」。

 タイの事を少しでも知っている人なら、つい顔をしかめたくなる危険な香りが漂うタイの日常生活品の1つです。 
お値段は1,600バーツ(約4,100円)でした。



「ピクニック」、日本人にはないネーミングセンス。


 LPガスボンベの口に直接コンロを乗せて、五徳と風防まで付けた逸品です。 私が購入したのはガスが4㎏、ボンペが6.3㎏の小型タイプです。 一人暮らしで料理が全くできない私には充分な大きさです。 また、ガスが無くなったら電話をかければ充填に来てくれます。 ガス補充費は160バーツ(約410円)。 長く使えば充分に割が合いそうです。

 塗装に傷が付かないようにでしょうか? 硬質ビニル製のネットが被せてあります。

 あまり火を使わない屋台でも、この大きさを使っているのを見かけますが、大抵はもっと大きなタイプを使っていますし、4~5人家族でももう一回り大きいのを使っています。 用途に合わせて何種類もの大きさの中から選べるのです。




見かけより遙かに安定していて、簡単には倒れません。


 一度、道沿いに並ぶ屋台で食事を注文しようとしたら、ノブの付け根の所からガスが漏れ、そこに引火したので一目散に逃げた事があります。 遠目に見ていたら、周りの人達も蜘蛛の子を散らすように逃げていました。

 屋台のおばちゃんも一度は慌てて逃げ出したのですが、気を取り直して屋台に戻り、濡れ雑巾でガス漏れ箇所をパタパタと叩いて消火し、ギュッとノブをねじって事なきを得た事がありました。

 以前から危ないと思っていましたし、実際にガス爆発で亡くなる人は毎年後を絶ちません。 




取っ手の取付角度が独創的な土瓶


 私が日本でワンルームマンションに暮らしていたとき、食費を浮かせる為に自炊していた事がありました。 牛筋を大きな鍋で煮込み、ビニール袋に小分けして冷凍保存をしていたのですが、煮込んでいる最中に居眠りをしてしまい、何度も焦げ付かせていまいました。

 一度は煮物の最中に近所に買い物に出かけ、火をかけっぱなしな事をすっかり忘れてそのまま知人の家に遊びに行ってしまいました。 戻ると換気扇から煙がもうもうと出ていました。 部屋のドアを開けて中に入ると煙で先が見えず、鍋の中の牛筋は真っ黒焦げでした。 近所の人が通報したので消防車までやって来て、大騒ぎになってしまった事があります。



乗せてみると、妙な取り合わせです。


  そんな私が、これまで避けていた危ないピクニックを購入したのですから、これは危険極まりない出来事です。 もし「ブログ」や「なう」の更新が1~2ヶ月滞っていたら、愚かな日本人がピクニックの爆発でいなくなったものと思って下さい。

 そうならないためには、余程心して取り扱わないといけません。




風防は取り外し可能


 前日に購入した土瓶を乗せてみました。 取っ手の角度が日本のものと異なり、とても使い辛いです。 新しい土瓶はバケツなどに水を張り、約2時間その中に沈めておいてから使うものなのだそうです。

 結構、準備が大変です。

0 件のコメント: